光の跡を見つけて...
成田空港。
誰でも知っている、日本最大級の国際空港です。
その成田空港にはあるんですよ。アレ。
(11/3追記:)画像がほとんど表示されてませんでした..すみません。
と、いうわけで
行ってきました。東成田駅。
「どこ?」という反応をした方、Wikipediaへどうぞ。(丸投げ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/東成田駅
おしまい
...
電車で成田空港に行く方は名前くらいは見たことがあるかもしれません。
京成線・成田空港第2・第3ターミナル駅の改札を出るとすぐにある通路です。
これから飛行機に乗るつもりなのに、また電車の駅なんて普通は素通りです。
かる~く予習をしたところ、この駅には今は使われていないホームなどなど、廃墟やら遺構が好きな私としては外せないスポットが存在するとのこと。
折角成田空港まで出かけた手前、これは行くしかない。
仄暗い...
早速、通路に入っていきます。 東成田駅まで500m。
勝手に「自分しかいないだろうな...」と思っていましたが、18時くらいという事もあったのか、空港内で働いている方かな?と思われる人の往来が少しですが、ありました。
はい。
傾斜がかかっているのもあり、奥が見えないです。
前述の通り、多少の人通り(それでもわずか数人)があったのでそこまで恐怖感はありませんでしたが、人の流れが途切れた時にはちょっとした孤独感を感じました。
そして、薄暗い。 成田空港自体がピカピカに新しい空港でないのは事実ですが、床のタイルを見てわかる通りこちらはもうボロボロ。ただ、当時なりの無機質さが未だに残っていました。
また、一定の間隔で設置してある監視カメラ。若干のディストピア感が素晴らしい。
この通路は地下に潜りこんでいく形だったのですが、途中でスマホの電波がほとんど入らなくなりました。
隔てる「壁」
500mの通路を抜けると駅のコンコースに到着。
適当なパノラマ写真です。一日の乗降人数が千数百人の割に、明らかに広い通路、広い階段。
この画像の中央奥と左側に見えるクリーム色の壁。その上の金網部分にスマホカメラを潜望鏡のようにして覗いてみると、資材置き場のようになっていました。
一応、画像は貼りませんが、「スカイライナー入口」や柱に「←電話コーナー」の案内表示があったのでおそらく壁の向こうも通路。元々はさらに巨大な通路だったようです。
人が少ない所で壁にへばりつく怪しいオッサンが一匹、このままだと通報されかねないので先に進みます。140円の入場券を買って改札を抜け、ホームへ下る通路へ。
(...駅員室もプレハブっぽいような。)
その通路ですが、
工事現場でよく見る柵で上へ向かう階段が封鎖されていました。おそらく出口になっているのですが、こちらは後で再登場します。解体現場かよ(笑)
進みます。クリーム色の壁、後付け(仮設)の物だとある程度予想していましたが、この光景で確信に変わります。
カウンターの向きが明らかにおかしいですよね。動線を考えたら普通はこのレイアウトにはしないでしょう。
また、この上の金網部分からは改札のような物が見えました。
ここは空港
さて、ホームに下ろうと思いますが、封鎖された出口の紹介も兼ねて、先に駅の外を。
先ほどのコンコースの階段に戻ってきました。
やっぱり乗降人数の割に立派。ちょっと規模が違う。
そして「ペリカン便」の文字、10年ぶりくらいに見ましたね...。日通航空は現役ですが、ペリカン便はゆうパックに統合されたはず。
いつからいつまでが「定期」点検中か分からないエスカレーターを横目に階段を上り、外へ出てみます。
件の出口。
(空港か駅で働いている方の車でしょうか。)
位置的にもさっきの解体現場っぽい封鎖されていた階段で間違いなさそうです。
シャッターが閉まっています。この通路、昔は動線が全く違ったのか、今は改札の中に入ってしまっていますね。
私は先に駅構内の様子や事情を知ってから来たので何も思いませんでしたが、予備知識なしでこの通路を見せられたら現役の鉄道駅だとは思わないでしょう。
外から見るとどこでもありそうな、至極普通の駅。
ですが横を見ると、そそり立つ管制塔。やっぱりここは巨大な空港。
超余談ですが、スマホのカメラってまじですごいっすね。日が暮れていたので、この写真はかなり暗い中で撮ったのですが、それなりに写ってます。
さて、あいにくの雨模様に人気がないところでウロウロするオッサンが一人。テロリストに間違えられても困るので、駅構内に戻り、ホームに降りていきたいと思います。
実はこの写真を撮っている際に、近くに若めの女性が車の迎えを待っていたので、やましいことは無い(はず)なのに通報されないかビクビクしていました...。
今はもう、
さて、東成田駅のホームに下っていきます。
向こう側にもう一つ暗いホーム。奥に広告やベンチもあるのでほぼ確実に旅客用のホーム。
ただ、一般の旅客が改札からここまでに至れるホームは今私が立っている1つしかありません。
そしてその向かいのホーム...
「「なりたくうこう」」
!?
現在でも成田空港駅はありますが、こちらは先代・成田空港駅というわけです。
向こうのホームには他にも時代を感じる広告や「スカイライナー乗車口」の表示等、明らかに今はもう使われていないものが見られました。香ばしい。
肝心のこちら側のホームも勿論暗い。そして本数が地方のローカル線並み。雨漏りしているところもあり、とてもおもてなしの国・日本の玄関口の駅とは思えない...
静まり返ったホームにドデカく響くエスカレーターの音に若干ビビリながら、ホームを後にしました。
空港へのアクセス駅としての主役を終え、巨大空港の片隅でひっそりと生き長らえる成田空港駅改め東成田駅。
ここには載せていませんが、他にも見どころがありましたし、昼間に行けば新たな発見があるかもしれません。
おわり
終わりが適当ですが長くなったので終わります。いつもながらクソ読みづらい構成・文章で申し訳ございません。
気づいたらここに行ってからかなり時間が経ってしまっていた...
それにしてもスマホカメラってすげーな。
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